湿地性昆虫のメッカ、渡良瀬遊水地に行って来ました。

今更説明するまでもありませんが、渡良瀬遊水地は栃木・群馬・茨城の県境にある巨大な湿地で、
ここでは全国的に見て希少な湿地性昆虫が種・数ともにたくさん生息しています。

今回は、現在渡良瀬遊水地でしか見つかっていない(?)、ワタラセツブゲンゴロウを探しに行ってまいりました。
残念なことに、渡良瀬に行ける時間が夜しかなかったので、ポイントの下見なんて全くできず、行き当たりばったりな採集でした。


こういう水たまりにはセスジゲンゴロウの仲間がよく見られるので、一流の水生昆虫屋になるにはスルー出来ません。
とりあえず色つきのセスジゲンゴロウが採れたらいいなぁ〜と眺めていると、なんとコウベツブ似のツブゲンが泳いでいるではありませんか。即採り。
頑張って探しましたけど、結局2頭しか見つかりませんでした。



ワタラセツブゲンゴロウだったらいいなぁと、わくわくしながらお家に帰って、
早速ネット上の画像と照らし合わせてみました。
上翅上部のVラインが特徴らしいので、おそらくこやつはワタラセツブゲンゴロウでいいかと。

まさか適当に行って採れるとは思ってなかったので万々歳です。
同行してくださったK君、ありがとうございます。<おまけ>

この日、タガメもはじめて採りました。
長年の憧れでありましたが、とても水生昆虫がいるとは思えない貯留槽で採れてなんだかなぁ…