デルタ航空が「ニッポン500マイルキャンペーン」というデルタに何の得があるのかわからないキャンペーンをやっています。
簡単に言うと、日本の国内線(航空会社問わず)に乗った時の半券をデルタに送れば、
1回の搭乗につき500マイル貰えるといったものです。

昨年度は南西諸島を巡ったおかげで10回も国内線を利用したのですが、
交換の有効期限が2ヶ月しかなかった事実に気づかなかったため、すべて無駄になってしまう間抜けな悲劇を起こしてしまいました。
今年はその過ちを繰り返さないように、こないだ行った奄美屋久島の分を今申請しています。


で、デルタ航空のマイページのパスワードを忘れたので再設定してたのですが、
再設定の時に秘密の質問で「今まで旅先で食べた一番のゲテモノは?」みたいな質問があって、去年のモンゴルで食べたタルバガンのことを思い出しました。


ぶさかわいいタルバガン(Wikipediaより)

タルバガンは別名モンゴルマーモットといい、モンゴルのあたりに分布する大型のげっ歯類です。平たく言えばネズミです。
結構可愛らしい見た目しているのでちょっと食べるのを躊躇われますが、そんな生易しい理由ではなく、死の危険性があるので食べるのを躊躇わなければいけません。
ウィキにも書いてますが本種はかのペストを媒介する動物で、モンゴルでも毎年ぐらいのペースで感染者が出ているそうです。
でも非常に美味らしくてモンゴリアンは食べるのをやめません。安全大国の日本人からするとそこまでして食いたいもんなんかよって思いますよね。


チュルーンホルトというロシア国境の町に滞在した時、それは出されました。

ホントただ焼いただけで味付けも無い。
しかも若干レアでそれが更に恐怖感を持たせるのですが、先生が「ははは、大丈夫ですよ」って押すからついつい一口食べてしました。
流されやすい男です。ええ。一緒にいた後輩は難くないに食べませんでした。

で、モンゴリアンがリスクを犯してまで愛食するタルバガン、一体どんな味がするのだろうと思いましたが、
普通にそんな美味しくなかったです。獣臭い肉でした。
確かに濃厚な旨味のようなものは感じるのですが、日本人向けの味ではないですね。


その日からずっと「あぁ、もしペストにかかって死んでしまったらどうしよう…」と後悔していたのですが、
結論から言えばペストにはかかりませんでした。
しかし、タルバガンを食べた2日後、脚に謎の痛みを感じたり体がだるくなったり金縛りにあったり、今まで体験したことのない症状が出て焦りました。結局なんだったのかはよくわかりません。

そして更に3日後、持病の慢性扁桃炎と思われる症状が出たのですが、
40℃近い高熱やリンパ節の腫れなどペストでも出る症状なのでかなり精神的に苦しかったです。
結局いつもの扁桃炎だったので良かったのですが、もう二度とタルバガンは食べたくないです。
皆様も異国で変な物を食べる時は気をつけてくださいね。