河川改修帝国日本には自然河川というのが皆無と言っていいほど存在せず、GoogleEarthなどから眺める大陸の大河を羨望していました。
きっと氾濫原や三日月湖には日本ではレアな生き物がたくさんいるんだろう、と。

昨年、モンゴルへ行った際にまさに憧れの自然河川を訪れることができました。


向こう岸に見えるのが中洲の一部で、本当の対岸が更にいくつもの中洲を越えた先にある。でかすぎてよくわからないです。
まぁ当たり前なんだけど、川岸は特に何もない自然の川岸でした。コンクリもないし真っ直ぐなところないし、すごく新鮮でした。
でも蚊の数が尋常じゃなかったです。これも自然河川故になんだと思うと、河川改修推し進めたくなるのもわかります。

で、勿論網を入れてみましたが、水生昆虫がざっくざくというわけでもなく、ミズムシや小型のガムシがちょろちょろ入って、たまにマルガタゲンゴロウって感じでした。多分広すぎて分散してるんでしょうね。
ヒメタイコウチの仲間とかミズスマシとかいたあたり、これが自然河川かって感慨深かったです。


魚はフナとかいました。
別に日本の河川にフナがいないわけでもないですが、氾濫原っぽいですね。多分このフナは日本のフナとは別種。


うーん…モロコの仲間だろうか?
あとヨシノボリっぽいのがいくつか写っている。


ゲルに住んでいる現地のおじさんが木で作ったびんどうを川に仕掛けていて、ナマズを何尾か獲っていました。
この川(湖の流入口の近く)ではナマズが2種いて、この黄色いやつと黒いやつがいるらしいです。


マトンづくしの日々だったので大変おいしゅうございました。