生態学会に来ています。今日から3日目です。
今回も発表しない(締切すっぽかした…)ので、気楽に参加してます。

1日目の自由集会2つ、「太湖流域の淡水生物」と「水辺の特定外来生物」に参加してきましたが、
どちらも水物屋にとっては大満足な濃ゆい発表でした…。

太湖流域はかつての日本の高度経済成長期みたいな状況で汚染やらなんやらで環境が劣化しつつあり、タガメやマルコやヒナモロコなんかも見られるようですが稀です。
また水草の発表もありましたが、アオコが発生しつつもサンショウモなどの浮遊植物やセキショウモなんかがたくさん生えているのが印象的でした。
しかしこちらも日本でレアな種は太湖流域でもそんなに多くないみたいです。

水辺の特定外来生物アメリカザリガニホテイアオイなどの要注意外来生物を一刻も早く特定外来生物に指定すべきという趣旨でした。
アメリカザリガニは教育材料で出回っている分、指定のデメリットが大きいと思っていましたが、やはり特定外来生物という肩書があると対策が捗るので指定が望まれますね。
そして懇親会では国内水保全の最前線で戦っていらっしゃる先生方と有意義なお話が出来て感無量でした…。


2日目は「熱帯雨林林冠の節足動物」、「認知生態学の夜明け」、「隠れた相互作用と送粉」とこれまた面白い発表を聴きました。
あとはポスター発表もありましたが、ちょっとドタバタしてしまい、いくつか見たいのをスルーしてしまいました。残念。
夜はゼミのメンバーで広島名物を飲み食いしました。


個人的には一日目がハイライトなので若干疲れてきたのですが、
まだまだ面白そうな演題が見られるのであと3日踏ん張ります。