学生虫屋はJALカードnaviを作ろう!

先月末で博士前期課程を修了して、とりあえずフリーターみたいな生活を送ってます。
それに伴って、JALカードも学生カードから普通カードになってしまいました。
大学一回生の春休みから5年間使い続けましたが、これのお陰で大変有意義な虫屋ライフを送れました。学生特典も色々と消えてしまったので、なんだか寂しいです。


最近はLCCが普及したお陰で、北海道や八重山なんて遠隔地へ行くときですら非常に安価な航空券を手にすることができます。
とはいえ、北日本で言えば新千歳と仙台、南西諸島では那覇宮古と石垣くらいしか就航していません。それ以外のメジャー〜ややマイナーな採集地へ安く行こうと思えば、やはり高速バスやフェリーなんかに頼らなければなりません。

一方で、そういった採集地の多くは空港があり、JALの定期便が就航しています(例:釧路、青森、隠岐屋久島、奄美大島など)。
時間は無いけどお金はある社会人虫屋の方々にはむしろこっちの方が慣れ親しみのあるものですが、金の無い学生虫屋にとってはイケてる感じの女子大生が参加する飲み会ぐらい縁のないものです。

時間に余裕のある学生にとって優先すべきは値段>>>移動時間なので、基本的には高速バスやフェリーに頼ればいいのですが、そうはいかない時期も多々あります。
特に顕著なのが6〜7月です。この時期は連休が少なく、講義も終盤で一回の欠席が死に繋がりかねないことがあるため、そんなに時間的余裕はありません。
そういった時はなけなしのお金(あるいは単位)を叩いて遠征に行くわけですが、出来ることなら安くて速くて楽な旅にしたいものです。


そんな学生虫屋にとって救世主となるのが、JALカードです。

そもそもJALカードとは何かご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。
簡単に言うと、クレジット機能を備えたJALのポイント(マイル)カードです(クレジット機能がないカードもあります)。
そして、いくつかあるJALカードのうち、学生のみが作れるのがJALカードnaviです。
普通カードと違い、年会費が無料とか色々とアドバンテージがある時点でなかなかお得なのですが、真の恩恵は「国内線特典航空券」を交換する際に得られます。


特典航空券とは、貯まったマイルと交換して得られる航空券のことです。
通常は、最低12,000マイルで国内線の2区間分の航空券(※往復で無くても可能)と交換出来ますが、冬から梅雨入りまでのオフシーズンはJALカード割引やディスカウントマイルなどを使ってもう少し安く交換できます。

例えば、7月上旬の屋久島に大阪(伊丹)から直行便で行こうとします。
普通は、先得割引を使っても往復で54,800円ほどかかります。高いですね。ちなみに最も安く行こうと思えば、LCCとフェリーを乗り継げば往復2万弱くらいで行けると思います。

では、マイルを使って特典航空券で行く場合はどうでしょうか?
残念ながら普通はこの期間に使える割引が無いので、通常の15,000マイルでの交換となります。
それでも、普通に買った航空券と比較すれば実に1マイルあたり約3.7円の還元率となります。
ただ、時間と快適性を考慮せずにLCC+フェリーと比較すれば、約1.3円/マイルになってしまいます。これではあまり旨味がありませんね。

ところがです。実はJALカードnavi会員限定の割引サービスがあります。
このサービスは国内の2区間分の航空券がなんと6,000マイルで交換出来てしまいます!しかも、他のサービスよりも適用期間が多いのが特徴で、年末年始、GW、夏休み(7月中旬〜8月末)以外は全て使えます。
上記の例にこのサービスを適用した場合、約9.1円/マイルという非常に高い還元率になります。
LCC+フェリーと比較しても約3.3円/マイルになるので、かなりお得なことがわかります。

で、肝心の6,000マイルですが、具体的にはどうやったらそこまで貯まるでしょうか。
単純にショッピングマイルだけで考えたら、100円で1マイルなので600,000円のお買い物で貯まります。
こうやって聞くとなかなか果てしないような気がしますが、1ヶ月に使うお金の5万円をJALカードで払えば1年で貯まります。
公共料金や通信費諸々など必要経費を全部カード払いにしてしまえば、労せず勝手にマイルが貯まります。


ということで、JALカードnaviを作ればマイナー路線の往復航空券が年に一度タダ同然で手に入ります。

大学生であればクレジットカードの0〜2枚ほど持っていると思いますが、是非とも入学してから早い段階でJALカードを作ることをおすすめします。
そして、中の人とリアルで知り合いの人はご紹介プログラムを通して作りましょう。お互い最低500マイル手に入ります。うれしい。